PTA広報誌の作り方
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テキストの書式設定
テキストボックス内の四周の余白の設定
右図の開いたダイアログの上のタブから、「テキストボックス」を選択し、「テキストボックスと文字列の間隔」にある上下左右の数字を変更します。
この場合、ボックスの枠を生かした囲み記事風にする場合は、数字を大きめにし、枠なしの場合はゼロにセットし枠内を最大限に利用します。ここでは、ボックス内を最大限に使用するため、全て「0」に設定しました。
行間の設定
次にテキストボックス枠をクリックして、全体(網目)を選び、書式設定のツールバーから、「行間」右の▼をクリック。「その他」を選択します。もし、ツールバーの中に「行間」がなければ、拡大図右、赤○内の▼をクリックし、サブメニューの”ボタンの表示/非表示”→”書式設定”で、「行間」にチェックを入れて下さい。
開いたダイアログの「インデントと行間隔」タブで、「行間」を固定値、「間隔」を10ptに設定し、”OK”をクリックします。
行間が詰まった状態になったと思いますが、現在の設定ではフォントの大きさが10.5ptですので、行間10ptだと隣の行と重なり合い、字の一部が欠けているのが分かると思います。
これを解消するために、書式設定のツールバーで、フォントサイズを「8」に設定してみて下さい。
フォントはかなり小さくなりましたが、行の重なりもなくなったと思います。字の大きさと行間は、記事の読み易さという点において、密接な関係にありますので、色々と試してみて下さい。
因みに、右図のダイアログの「インデント」で、「最初の行」を「字下げ」に設定すると、段落毎の最初の1文字を自動的に字下げ(インデント)することが出来ます。
テキストリンクの設定
1. 必要なだけの空のテキストボックスを作成します。
2. 最初のテキストボックス枠を選択(網目)し、右クリック。
3. サブメニューから、【テキストボックスのリンクの作成】をクリック。
4. マウスポインタが、水を注いでいる容器の形に変わります。
5. テキストを流し込むボックスをクリック。順に最後のテキストボックスまでクリックしていきます。
6. 全てのテキストボックスを設定したら、キーボードの ESC を押してマウスを元に戻します。
7. 流し込むテキストを最初のテキストボックスにコピー&ペーストすればOKです。
早速制作です
これでやっと設定が出来ました。
レイアウトのページで出来上がったグリッド用紙の上に、写真や記事をレイアウトしていけば、誌面が出来上がりますが、線の引き方や図形の大きさの調整方法などは、書籍や他のサイトで勉強して戴くとして、ここでは、レイアウト上の注意点だけにとどめたいと思います。
注意点は、
- 最初は大まかにレイアウトし、最後に位置を微調整する。(「Ctrl」+矢印キーを活用)
- 作業終了後は、グリッド線を削除する ([表示]→[グリッド線]のチェックを外す)。
- 印刷所の指定する形式で、ファイルを保存する (作業中は、こまめにファイルを保存)。
また、細かい調整はしていませんが、MS Word での制作例を掲載しておきますので、ダウンロードしてみて下さい。ファイル形式は、MS Word 97-2003 & 6.0/95 - RTF (*.doc) です。 ロックはかけていませんので、自由に編集して戴けます。
ダウンロードファイルの形式は、ZIP です。デスクトップなどに保存してから、解凍(展開)してお使い下さい。
次のページでは、制作予算についてお話します。
入稿時のファイル形式
最近は印刷会社に入校する際、PDF形式のファイルが良く使われています。PDFの特徴はPCの環境に左右されず、MAC・Windows問わず、ほぼ同じ状態で文章・画像を見ることが出来、比較的軽い容量のファイルに変換出来ますので、メール添付も容易で世界的に広く利用されています。
(PDFは、アドビ社の開発したファイルの形式で、Acrobat というソフトで表示や印刷をします。)
印刷会社に入稿する際の標準は、PDF/X-1という形式のファイルですが、残念ながら Word はその形式で保存できません。ただ、環境に左右されない利点を生かして、Wod からPDF形式で保存したファイルを、参考として入稿データの一部に含めるのは有効な方法です。
テキストの書式設定を解説しますが、ここで使用しているフォントは、ウィンドウズに最初からインストールされているシステムフォント(MS明朝、MSゴシック等)です。
印刷用に良く使用される、より見栄えのする専用のフォントは、フォントの項目で詳しく説明してありますので、そちらを参照して下さい。