PTA広報誌の作り方

hお問い合わせhサイトマップhブログ【KENの独り言】hHOMEへh


フォントが問題

フォントのイメージ

フォントは編集会議の項にもあったように、字の形(書体)のことで、モリサワが業界でのスタンダード的存在(でも高価)です。

 

何故、フォントを問題にするのかと言うと、例えば使用するフォントがあなたのパソコンにしかインストールされていないとしたならば、他の人はあなたとは違う字を見ていることになるからです。いわゆる”文字バケ”が起こります。

身近な例では、”気に入った絵文字を見つけて携帯でメールしたけど、機種が違って全然違う絵が相手方に表示された”。これも”文字バケ”の一種です。

文字バケ

広報誌で使用する等幅のフォント(MSゴシックやMS明朝など)は、初めからWindowsパソコンにインストールされていますが、タイトルや見出しに使うとなると字を拡大出来るだけで、字の太さや形そのものにも不満が出てきます。

 

「是非、懐具合と相談して、なるべく安価なフォント集を購入し活用して下さい!」と言いたいのですが、そのフォントが印刷所のパソコンにインストールされていなければ、元の木阿弥”文字バケ”が生じます。

文字バケを防ぐ

最も安易な解決方法は、あまりスマートではありませんが、あなたが作ったデータを印刷所に渡す際、そのプリントアウトに「ここをもっと太く」とか朱書きし、校正をお願いしてしまうことです。簡単でしょう!でも、その分、編集費が掛かりますけど・・・・。

 

もう一つ、文字バケを防ぐには、”フォントのデータ(CD等)を印刷所に渡す”という回避策があります。ただし、注意しなければいけないことがあります。

  • まず第一に、プリントアウトに朱書きで、どの部分にどのフォント(書体)を使用しているのか、明確に指示することと、
  • インストールしたフォントは、後で必ずPCから削除して貰うことです。

 

無料(ロイヤリティフリー)のフォント以外のフォントは、殆どが”1台のパソコンへのインストール”を条件とした著作権が存在します。

従って、印刷所へCD等を渡す場合には、著作権の説明をして、不法行為にならないよう、必ず作業終了後の削除をお願いし、了承を得ておかなければいけません。

 

データを渡すたびに、いちいちしなければいけないので面倒だと思いますが、遵法精神を忘れずに、必ず行うべきことと割り切って下さい。

 

基礎的な知識の解説がほぼ終わりましたので、次のページから、本格的に制作に取り掛かりましょう!最初に、写真データ補正からです。