PTA広報誌の作り方

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レイアウトの実際

レイアウト作業

さて、ここから MS Word を使ったレイアウト作業に入ります。

ただしつこいようですが、MS Word は”ワープロ”です。図形描画は出来ますが、あくまでも簡易的なものであり、自由自在にはほど遠いものです。

更にワープロ特有の制約もありますので、ここでは先に、使用する機能の初期設定から解説したいと思います。

非常に大切な設定ですので、必ずお読み下さい。

以下、誌面の大きさをA4版と仮定して、設定値を書いていますので、それぞれの大きさに合わせて、適切にアレンジして下さい。

)ここで使用している MS Word のバージョンは、2003 SP3 です。これより上位や下位のバージョンとの整合性は未確認ですので、それぞれお持ちのバージョンとは用語やメニュー内容が違う場合が考えられます。その際は、ヘルプや MS のサイトなどで、同じような内容の操作方法を確認して下さい。

グリッドの表示

[ファイル]→[ページ設定]で、用紙にグリッドを表示するための設定を行います。

余白の設定

最初に余白の設定です。(左図参照。以下、クリックして別画面で拡大画像がご覧いただけます。)

ページ設定で開いたダイアログの【余白】タブをクリックし、余白を上=15、下=7、左=10、右=10mm に設定します。

上を15mmとしたのは、その余白内に、広報誌名、発行年月日やページ番号を入れるためで、もし、下余白に入れる場合は、上下の数値を逆に入れ替えて下さい。

文字数と行数の設定

同じ[ページ設定]のダイアログで、【文字数と行数】タブをクリックします。

1. 「文字数と行数を指定する」をオン

2. 文字数を「37」、字送りを「14.55pt」

3. 行数を「54」、行送りを「14.3pt」

設定を終了したら、同じダイアログの左下【グリッド線】をクリックします。

グリッド線の設定

開いたダイアログでグリッド線の設定をします。

1. 位置合わせの2項目をオフ

2. 文字グリッドの間隔を「1字」

3. 行グリッドの間隔を「1行」

4. グリッド線を表示するにチェック

5. 文字グリッド線を表示するにチェック

6. それぞれの間隔を「1」

設定を終了したらOKをクリックして、全てのダイアログを終了すれば、大体5ミリ間隔の方眼紙状の用紙設定が出来たと思いますが、この方眼紙は広報誌制作の目安として使用するだけですので、桝目の縦横の比はあまり気にする必要はありません。

また、位置合わせの2項目をオフにしたのは、図やテキストボックスの微調整を可能にするためです。チェックを入れると、図などが一番近いグリッドの交叉点に自動で吸着するようになりますので、一度試してみて下さい。

図形描画キャンパスをオフ

オートシェイプ描画の設定

図形を描画する度に自動的に出る”描画キャンパス”をオフにします。

  • [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
  • 【全般】 タブをクリックします。
  • ”オートシェイプの挿入時、自動的に新しい描画キャンバスを作成する” チェック ボックスをオフにします。

この機能は、図形やテキストボックスを描画する時、自動的に描画範囲を教えてくれますが、あまり有意義とも思えず、個人的に煩雑な気がしますので、ここでは使用しない設定にしました。