PTA広報誌の作り方

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知っておいて欲しい用語集

知っておいて欲しい用語集

印刷業界にも沢山の専門用語がありますが、全てを知っていなくても印刷競れたPTA広報誌は出来上がります。

ここでは、印刷所とのコミュニケーションを、よりスムースにするため、必要最低限の用語をピックアップして掲載します。知ってて損はありません。

RGB・CMYK

RGB は、赤(R)・緑(G)・青(B)の3色のことで、それぞれが 0〜255 までの値を持っており、この数字の組み合わせであらゆる色を表現することが出来ます(256×256×256=16,777,216色。約1,670万色)。RGB は別名”光の3原色”とも呼ばれており、各色を重ねるごとに明るい色になり、3色を等量混ぜ合わせると白色になります。

 

CMYK は、藍色(Cyan)、深紅色(Magenta)、黄色(Yellow)、黒(blacK)の配合比率(%)を変化させて、すべての色を表現します。インクジェットプリンタのインクカートリッジのイメージです。

RGB、CMYKとsRGBの色再現可能範囲図

右の図で分かるように、RGB より CMYK の方が再現できる色の範囲は狭く、画面(RGB)で作り上げた色を、印刷用(CMYK)のデータに変換した場合、微妙に色が違って見えることがあります。

 

また、皆さんが身近にお使いの色空間としては、デジカメの sRGB があり、これも他の色空間とは表現範囲の違うのが分かります。

 

通常の印刷所では、CMYKモードでの入稿が原則です。

トンボ?

参考に、パンフレット1ページ目を見て下さい。右上に”トンボ”とありますが、これは誌面を作成する際、実際より大きめの紙に印刷し、実寸に裁断するためのガイドとして利用されます。

ではトンボからはみ出した分はムダ?

この部分は裁ち落としドブとも言いますが、裁断する時に紙のズレがおきた場合の予備の部分で、これがないとページの端に何も印刷されない部分が出てしまいます。

 

広報誌とは違い、雑誌などでは誌面一杯に写真を下地としてレイアウトすることが多用されていますが、このドブがなければ誌面の端に不具合が生じ易くなってしまいます。

広報誌では、このトンボの内側に更に四周に余白を作って、記事をレイアウトしますので、あまり気にする場面に出合うことはありませんが、言葉と意味は覚えておいて下さい。

禁則処理?

禁則処理という読み易さを守る方法があり、次の3つに分類されます。

  • 行頭にあると見た目が悪い【。】、【、】、【…】、【?】(【っ】などの小文字も含める場合あり)などの行頭禁止文字を、前の行に押し込む。
  • 行末にあると見た目が悪い、”(”や”【”などの行末禁止文字を、次の行に送る。
  • 途中で切り離されると誤解を招きやすい「○○円」などの数字や数詞(分離禁止文字)をつなげてしまい、前の行に押し込むか次の行に送る。

 

通常は MS Word などのソフトが自動的に禁則処理を行ないますが、禁則処理を行なうと1行当たりの文字数は一定にならなくなるため、特に文字数を一定にしたいときは、禁則処理を手動で解除することになります。