PTA広報誌の作り方

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ワイワイガヤガヤ・・・・企画会議

これから作るPTA広報誌の最終イメージ

企画で一番大事なのは、当たり前のことですが、広報誌に何を掲載するかです。ごく当然のように聞こえて、参考にならないと読み飛ばす前に、肝心な部分ですので、いま少しお付き合い下さい。

 

ここで言っている、何を掲載するかというのは、複数ページの場合、各誌面で共通する話題を纏めてしまうことで、例えば、

  • A面・・・学校行事の報告誌面(運動会・文化祭・遠足・授業参観・給食試食会 etc)
  • B面・・・社会や教育問題等についての取り組み方(朝食摂取率・虫歯・いじめ etc)
  • C面・・・継続掲載記事
など、同じ系統の記事を同じページ内に、同じ担当者が収めるようにした方が、後の編集が楽になります。

例えば、ある面に遠足特集として「2学期の初めの1年遠足」と「2学期終了間際の2年遠足」を掲載するとした場合、時期が違いすぎるため、誌面のレイアウトや記事のボリュームを考えたりする上でも、編集は難しくなります。こんな時は思い切って1年担当の他の記事と1年遠足を同じ誌面にした方がスムースに進むと思います。

誌面担当者

学校の場合、各学年の保護者の中から広報誌担当者が選ばれたり指名されたりするケースが殆どだと思いますが、誌面の担当を決める場合、個人的経験から言えば、年数回程度発行の広報誌ですから、

  • 1学期は1年広報担当者など、特定の学年に全て任せてしまうより、
  • 1面と4面は1年、2面は3年など、誌面を各学年で分担して編集する方が、

学校行事予定が学年毎に組まれていることが多いので、より実際的です。

また、毎号同じテーマの誌面(例えば学校メッセージ誌面)を同じ人が担当するより、それぞれの学年行事に合わせて割り振りするのが、目先が変化して良いと思います。

PTA広報誌作りの要 何を掲載するか

掲載する話題ですが、どうしても事後報告記事(遠足・修学旅行・お祭り etc)が多くなるのも否めませんが、

  • 一般社会やその地域で話題になっていることに、どう取り組んでいるのか
  • 地域への問題提起とそのアンケート結果の発表
  • その地域や学校の未来予測
など、”一緒に考えて貰う記事”も、色々な意見や取り上げて欲しい記事など様々な情報が得られるので、特に有用だと思います。

また、過去の掘り下げ記事や、学校や地域の歴史について写真やお年寄りへのインタビューなど、様々なアプローチがありますので、当たり前のことですが、”地域に密着”している利を活かす広報誌を心がけるのが基本だと考えます。

全国小・中学校PTA 広報誌コンクール

(社)日本PTA全国協議会の、”全国小・中学校PTA 広報誌コンクール”です。毎年開催されており、2014年現在で36回目。優秀広報紙集などが販売されており、どのような広報誌を全国の小中学校が発行しているのか参考になります。

http://nippon-pta.or.jp/material/

 

参考に審査の基準ですが、概ね次の通りです。

  • クラブ活動、運動会、修学旅行、等の過去報告紙面は審査評価は低い。
  • PTA行事にどのように関わっているのかを見てとれる紙面を期待。
  • 素朴な疑問や問題点を据えた、ユニークな切り口の広報紙に目を引かれる。
  • 進学や学習、学力問題などが比較的減少、その一方で食育に関するテーマ、話題が増加。
  • 成績や進学の関心事以前に、まず、成長・健康など、日常生活のリズムなどを取り上げた紙面を見かける。
  • 「学ぶ」広報紙。記録し、伝え、啓発するという広報紙の原点をきちんと踏まえた広報紙。

 

また、毎年毎日新聞社で全国小・中学校・PTA新聞コンクールが開催されています。全国新聞教育研究協議会がリンク先になっています。