PTA広報誌の作り方

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最近のPTA広報誌

PTA広報誌のイメージ

最近、PTA広報誌や、地域コミュニティが定期的に発行している広報誌(以下、生徒たちの”学級新聞”以外で、PTAが作成する広報誌を【広報誌】と総称します。)が様変わりをして来たようです。

 

大きな理由は、平成15年5月30日公布の個人情報保護法です。以前なら「我が子は何処に写っている・・・?」などと探したものですが、今では個人を特定できる名前や写真などは、モザイク処理などを施したり、出来る限り顔の判別できない写真を掲載することが推奨されるようになってきています。

 

顔が判別できる写真を掲載する場合は、「いちいち当人に許可を得てから」だそうですが、ある学校での広報誌などは、当人の許可を得る手間を省き、「写真はすべて後ろ向きのものを使用するようにした」という、嘘のような本当の話も聞いたことがあります。

いやはや、そうなると修学旅行や遠足などを報告する誌面も、風景写真集か、黒髪の制服集団大移動のように、味も素っ気もないものになってしまいます。(余談ですが、最近のテレビでも事件現場全体にモザイクが掛かり、画面に何が映っているのかさっぱり分からない=報道価値あり?、のようなことが多いですね。)

 

広報誌は、生徒・PTA・町会長・学校ゆかりの地域の人・他の学校(都内では、区内小学校や中学校等)などに配られ、受け取る人全てが取り扱い方を心得ていれば、顔の判別できる写真も何ら問題はないのでしょうが、過度の反応も首を傾げざるを得ません。

広報誌作りを始めたきっかけ

広報誌作りを始めたきっかけ

息子が中学3年になった時、それまで全くPTA活動など眼中になく仕事にかまけていたのですが、少しは活動のお手伝いをしようかな、と考えたのが広報誌作りに参加したきっかけです。今でもそうでしょうが、PTA広報委員会の中での男の存在はマイナーで、私も”黒一点”。最初の会合で委員長の大役を引き受けることになりました。(ヤル気だったので、委員長選考に手を挙げたのも事実ですが…)

 

この年から、今までのモノクロ版をフルカラーに、B4版を生徒の鞄の中に入りやすいA4版に変更し、原稿作りも今までの”切った貼った”を、試行錯誤でパソコンデータ化→印刷所入稿にして、何とか期内の予算内に収めるなど、当時の広報委員会全員で取り組み、学期に合わせた年3回の広報誌を無事発行することが出来ました。

 

任期の1年が終わった次の年は、文字通りOBとして、写真撮影を含めた編集作業をお手伝いしていましたが、爾来微力ながら広報誌作りに携わって来て、早10年になりました。

食わず嫌い? 広報誌作り

食わず嫌い?広報誌作り

写真の取り扱い方など、かなり制約の多くなってきた広報誌作りですが、その他にも、作り手として更に手を挙げることを躊躇させているのが 【編集〜印刷】の一連の作業で、何から手を付けて良いか分からない=難しいという先入観が大きいのだと思います。

 

新聞紙や雑誌を読むことに慣れてはいても、いざ自分で作るとなると、どこから手を付けていいものか。幸い過去の広報報を参考に出来るのが一つの救いですが、自分たちのオリジナリティや新たなテーマの記事を意図すると、とたんに色々なことが気になり始めます。また、あれこれ誌面デザインなどの資料を集め始めると、業界用語・原則・タブーなど、膨大な情報量に圧倒され、収拾がつかなくなってしまいます。

 

でもプロになる訳じゃないんですから、全てのことを知らなくても、ちゃんと新聞は作れますのでご安心ください。

 

このサイトでは、私の経験の中から、これだけは注意すべき点をピックアップし、誌面作りから予算までを掲載して行きたいと考えています。皆さんのそれぞれの状況に応じて、参考にならない点は読み飛ばして下さって結構です。

また、随時見直しをして、より役に立つ情報を掲載していきたいと考えていますので、もう少し具体的に知りたいこと、ご意見・ご希望ありましたら、ご遠慮なくメールして下さい。私の知っている範囲で、出来る限りお答えします。