PTA広報誌の作り方
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広報誌レイアウト参考例 第1面(1)
広報誌名称・ロゴ
広報誌名称・ロゴの形式は、縦形と横型がありますが、今回取り上げている第1面のスタイルは、縦書きの場合です。日刊紙に良く見られる誌面右上に、その名称が位置している、一番オーソドックスな形式のもので、纏め方によっては、目立つ名称を最小のスペースに収めることができます。
一方横型のものは、右上や左隅にチョコンでは、レイアウト上なんとも”座り”が悪く、誌面の横幅一杯を使った形式が多いと思います。
第1面レイアウトサンプル 上下分割
参考ファイルは左図をクリックしてダウンロード出来ます。
PTA広報誌第1面の記事として一番多いのが、PTA会長や学校長の挨拶記事です。新年度スタート・エンドの他にも、周年行事やPTA行事など、様々なイベントに関連した記事が必要になってきます。
この場合、後にも例は出てきますが、記事のボリュームによって、誌面を上下に分け2名分のスペースを確保する場合と、左右に分ける場合とがあります。
上下にスペースを分割
一般的なPTA広報誌の場合、PTA実行委員会・広報委員会など、保護者が発行者になるケースが多いと思います。
上のレイアウトサンプルの場合は、Photo-1=PTA会長、Photo-2=学校長の写真を配置しました。広報誌名称の直下に写真?と疑問を持つ方もおられると思いますが、名称の下に誌面トピックス(3面は○○、4面は○○ etc)を配置して、緩衝地帯の役割を持たせましたので、さほどの違和感はなく収まりました。
また、このレイアウトは年度初めの号に使用しましたので、最下段(記事C)は、PTA役員の紹介で、役職・氏名を箇条書きにし、一番左には、学校の状況(教職員数・生徒数 etc)を四角の枠でデザインして配置してあります。その下には欄外に、学校ホームページのアドレスも、小さく入れています。
もう一つ広報誌レイアウトの共通事項として、最上段記事の上には、ページ番号・広報誌名称・発行号数をレイアウトしています。
上下分割の注意事項
上下分割レイアウトの注意事項は、記事Aと記事Bのボリュームの違いです。
例えば、記事Bが400字原稿4枚分のボリュームがあるとすれば、レイアウトサンプルの面積でも直感的に分かるように、記事Aは、約3枚分の字数で、ほぼつりあうことになります。
もちろん、字の大きさや行間の調整でスペース一杯を埋めることは出来ますが、記事Aが”行間スカスカ”で、記事Bは細かい字で目一杯。これでは、全体の印象として、チグハグになってしまいますので、別のレイアウトを考え直した方が良いと思います。
第1面レイアウトサンプル 左右分割
参考例は画像をクリックしてダウンロードして下さい。
このレイアウトでは、右にPTA会長、左に学校長の挨拶を配置しました。残念ながら依頼文字数が少なかったので、両方にイラストを入れ、誌面の空きスペースを埋めてあります。(記事BのイラストをB-3の右にはいちするかどうかは、その人の感性の問題で、どちらで良いと思います。)
また、記事B-1が記事A-2の続きではないことを明確にするため、境界に飾り罫を使用してあります。
記事-Cは、部活の状況報告で、C-1は部活を総括している先生のコメント、C-2が、それぞれの部の活動目標を箇条書きで掲載しました。
このレイアウトサンプル場合も、依頼字数を大まかに把握していないと、イラストだらけの誌面構成になる可能性がありますので、注意が必要です。特に活動目標などは、部活数が多い場合、はっきり”○文字以内厳守”としないと、折角提出して貰った原稿に手を入れなくてはいけない事態も予想されます。
次は、第1面に写真を多用する場合のレイアウトサンプルです。
広報誌名称・ロゴの書体やデザイン
広報誌の名称やロゴは、そのPTA広報誌の顔とも言うべき存在です。昔から伝統的に使われているものを踏襲しているケースが多いのでしょうが、その時々で、その時代に合った書体やデザインがあると思います。
勘亭流の文字を現代風と思う人や、60年代に流行ったサイケなポップ文字を好む人もいます。ただ、公という性格を持っているPTA広報誌ですから、学校由来の言葉や、伝統としてあるものの名称など、多くの人が親しみを持つ名称とデザインを心掛けながら、時々見直してみたら如何でしょうか。
PTA広報誌の顔ともいうべき第1面ですが、案外レイアウト上では様々な制約を受ける誌面でもあります。広報誌の名称・ロゴの他に、発行者の名称(○○委員会 etc)や、誌面内容トピックス欄・・・。その他にも学校の状況(教職員数・生徒数 etc)を知らせる欄などが考えられますが、これらはそれぞれの広報誌で色々な考え方や編集方針がありますので、一概に決められません。
ただ、広報誌の名称は発行者の名称は最低限必要なことは言うまでもありません。では、実際に使用したレイアウト(A4版)をサンプルとして、以下説明してまいりましょう。