PTA広報誌の作り方

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編集会議の最後に

レイアウト完成後のコーヒーブレイク

各誌面のレイアウトが纏まれば、お楽しみのコーヒータイムです。全誌面を集めて、皆で読み通して見ます。

正直自分たちが苦労して纏めた誌面のレイアウト変更は歓迎したくないのですが、他の人から見て読みにくい所があれば、もう一回レイアウトを見直すことです。

レイアウトした当事者は、どうしても記事の流れが頭の中に入っていますので、自然な流れに見えるレイアウトでも、大きな穴に気付かない場合があります。お互いが、他の誌面を見ることによって、そういった”穴”を埋めることが出来ますので、是非実行して下さい。

 

さて、編集会議最終段階で、コーヒーを飲みながら全員で確認しておくことがあります。”まだあるのぉ〜”という声が聞こえてきそうですが、非常に重要なことですので、いましばらくお付き合い下さい。

 

編集終了した原稿は、”制作”という段階を経なければ印刷に回せません。特に自分たちでパソコンを駆使し印刷所に入稿する場合は、文字をテキストデータにし、写真をスキャンしたり、画像データを色補正し、レイアウトソフトでデータ化する大変な作業がありますし、印刷所にお任せする場合でも、制作に掛かることの出来る正確な原稿を渡す必要があります。

最後にもう一度確認

ここで重要なのは、

  • 原稿の中身に変更がないか?執筆者がタイトルを指定した場合、変更がないか?
  • 写真はそのまま掲載して良いか?(トップページでも書きましたが、個人情報の件がありますので、顔が判別出来る人の承諾が必要な場合もあります。)
これを各誌面担当者が、出来る限り短期間で、責任を持って確認する必要があります。

 

写真や記事の差し替え、タイトルの変更などは、レイアウトに大きな変更を及ぼしかねませんので、早急に確認しなければなりません。これを怠ったがために、次号で”訂正やお詫び記事のオンパレード”は、厳に避けましょうね!

 

一応広報誌作成【編集】までの注意事項を列記してきましたが、次の制作からは、パソコンを使って誌面レイアウトや、色々なデザインをしてみたい方のために、注意事項・問題点・解決策を書いていきたいと思います。もしご興味があれば、制作へジャンプして見て下さい。

レイアウトついて その2

レイアウトに特許はありません。広報誌で自由なレイアウトを考えて構わないのですが、よく見るファッション雑誌などのレイアウトとは一線を画しています。つまり広報誌は、各誌面がバラバラの状態で、綴じられていません。(こちらからダウンロード出来るパンフレットを参考にして下さい。

通常の右手で開いていく日刊紙の様式で考えてみますと、合計8面はバラバラの紙2枚です。1枚目の紙の表面左が第1面、右が第8面。裏面の右が第2面、左が第7面。

同じように2枚目の紙の表面が第6面、左が第3面。裏面の右が第4面、左が第5面で、見開いた時に誌面番号が繋がっているのは、第4面と第5面だけです。だから新聞の各紙面には、四周に余白があり、その誌面で独立したレイアウトをします。

他の誌面では出来ませんが、特集記事などでは4〜5面のような切断されていない連続した誌面を利用し、見出しや写真をまたがって配置することが可能です。ただし、誌面の折り目が顔写真の中央に来るようなことは、避けた方が無難です。

素材集

参考-7 で簡単なレイアウトを作成してみましたが、全体を眺めると、何か空白が目立ちます。例えばサブタイトルと写真の間がそうですが、こんな時効果的に役立つのがイラストです。

イラストは雑誌や専門誌などでたくさん見ることが出来ますが、パソコン用データとしての学校用や広報誌用のイラスト集も市販されています。パソコンで原稿を制作するなら、せめてイラスト程度は、コピーを切って原稿に貼り付けるのではなく、データとして印刷所に渡したいものです。

ただ、イラストもたくさん入れすぎると、誌面がうるさくなってしまい、逆効果です。

幼稚園のお子さんに、シンプルなお弁当袋を作ってあげる時、アップリケを数箇所にバランス良くレイアウトする。そんな感覚で配置するのが良いでしょう。

また誌面がカラー写真で構成される場合、カラーイラストの代わりにモノクロのイラストを使うのも、案外、全体が落ち着く感じになります。是非お試し下さい。